2009年02月22日

川越 古墳巡り

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昨日はお天気も良く散歩日和、市内南部にある古墳でも見て来ようかと出掛けてきました。

古墳は古代、その地方の有力者の墓ですが、川越には南大塚周辺や今回歩いた市街南東部にも点在しています。

まずは富士見町の浅間神社古墳を目指します。
場所は川越駅から南へ歩き、国道16号と254号の交差点に程近い場所にあります。
別名を母塚と呼ばれ(何故か説明板では父塚)、直径38mとわりに大きな規模の円墳は六世紀中頃の造営。
墳頂には、その名のとおり浅間神社が祀られています。
浅間信仰の社ですから社殿の裏手には溶岩で富士山火口を模した物もありました。
すぐ前を通る国道16号には歩道橋があり、少し高い位置から古墳の全容を見る事が出来ます。

この歩道橋で国道を渡って少し歩くと愛宕神社古墳があります。
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愛宕神社古墳はやはり墳頂に愛宕神社の社殿が祀られていてその名の由来となっています。

こちらは先ほどの浅間神社古墳の母塚に対して父塚と呼ばれる円墳で、南北が53m東西が30mの少し変形した形になっていて、新河岸川東南端の台地際の崖上に位置しています。
造営はやはり六世紀中頃のようです。

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愛宕神社古墳の脇から下に降りる道があり、下は仙波河岸史跡公園になっています。
園内には水鳥が集まる大きな泉があり、水際に木製のテラス様の木道か整備されています。
しばしその木道の日差しの中で水鳥を眺めながらひと休み。

この公園の入口の前から国道をくぐって右手に登ると氷川神社があります。
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この神社の境内、鳥居の右手には氷川神社古墳があります。
この古墳は直径15m高さ2mと他の2基より小型ですが、神社の境内にあるためによく残っています。
造営時期等は不明です。
墳丘の規模を示すようにぐるりと緑の植え草が廻っていて、この上で遊ばないようにとの看板も建てられていて保存されています。

今回歩いた大仙波古墳群とよばれ、新河岸川右岸の仙波台地東南端に位置しています。

帰りはそこから北に歩いて、途中で無人販売所で蕪を買ったり、中院で梅を眺めたりしながらのんびり帰って来ました。
そういえば途中で通り抜けた喜多院の東照宮も慈眼堂古墳という前方後円墳でした。
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r32_takacyan at 22:00│Comments(0)TrackBack(0)古墳紀行 | 歴史散歩

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