2014年03月22日

大宮・中山道沿いのレトロ銭湯 『日進湯』

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今日はさいたま市大宮区の銭湯『日進湯』に入って来た。

川越よりJR川越線に乗り、大宮へ。
川越線は子供の頃のイメージが強く、気動車二両編成で田の中を走り、遠くの道路沿いにナショナルの塔形看板が見えたり、森の緑のトンネルを抜けたりしていた。
途中駅は平屋でポイント切替器がならび、大谷石造りの稲のマークの付いた農協倉庫が併設されていたりした。
川越を出発してすぐのカーブを越えると牧場が見えたりする長閑な景色の思い出がある。
現在は沿線も変わり、そんな景色も失われてしまった。

大宮駅も西口を出ると雑然としたバラックの飲み屋が建ち並び、時代に取り残されたような雰囲気であった。
今はペデストリアンデッキも整備された都会の駅前になっている。

さて、その大宮駅の西口を出て徒歩で7,8分の中山道沿いに建つレトロ銭湯『日進湯』。
入口は箱型の造りで上部に屋号が付いている。
左右に暖簾が掛かるがどちらから入っても中は一緒。
まぁ左手が女湯側なので女湯入口という事なのだろう。
簀をひいた靴脱ぎ、外壁側に下足箱が並んでいる。

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右手を入ると男湯脱衣場。
番台の店主に入浴料410円を支払い中へ。
脱衣場は横長で島ロッカー一基と入口脇に古い造り付けロッカーがある。
脱衣カゴもその上に幾つか置かれていた。
天井は折り上げ付きの格天井。
外向きのガラス戸外には小さいながら縁側と庭もある。

浴室は奥壁に男女境に跨がる富士山のペンキ絵。
早川絵師が平成17年に描かれた「音止ノ滝」がキレイに残っている。
その下には泳ぐ鯉の図柄のタイル絵。
そして深浅の二浴槽になっている。

男女境壁にも池に六角堂、橋の掛かる川の風景、少し洋風な景色の描かれた三つのタイル絵が揃っている。
酸性の洗剤で磨いてしまったのか、少し色落ちしているのが残念だ。

カランは両壁側と島カラン一基。
全て4つずつの配列。
全体的に東京銭湯よりこじんまりとした感じの昔ながらの銭湯だ。

開店直後の時間であるが相客は多く、八割方のカランがうまっていた。

実はこの浴室の早川絵師のペンキ絵が撮りたくて埼浴HP掲載の開店時間15:15より結構前の14:55に到着したのだが、実際の開店は15時らしく、5分前のこの時間にも既に暖簾が掛かり多くの客が入浴中であった。

早過ぎたと途中のドトールで本なんか読んでるんじゃなかったな、まぁ仕方ないけど。

次回、さらに早めに行こう。

湯上りはチェリービア。

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