2016年09月11日

横浜のレトロな銭湯を併設する旅館に泊まってみた。

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本日は横浜市金沢区の銭湯「みなと湯」に入る、いや、泊まりに来た。

みなと湯は黒瓦屋根の伝統的関東型銭湯であるが、横に併設してやはりレトロなみなと旅館を営んでいる。

以前からこの泊まれる銭湯が気になっていたので一泊してみる事にした。
もちろん旅館宿泊者は銭湯を無料で利用する事ができる。

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さて、みなと湯。
国道16号から少しアプローチを入った立地に銭湯と旅館が並んで建っている。
裏手はすぐに京浜急行の線路。
前には鯉を模ったオブジェ(噴水?)のある池にホントの鯉が泳いでいる。

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入口のオリジナル屋号入り暖簾をくぐり富士鍵の下足箱に靴を入れ中に入ると番台を逆さにした位置にフロントがある。
ここでロッカー鍵を受け取り利用する方式。

脱衣場は高い折り上げ付き格天井。

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浴室は高い二段式の天井。
奥壁には鷹のモザイクタイル絵がある。
カランは両壁側と島カラン一基。
昔ながらの銭湯の構造をそのままに大きめのタイルと白く塗られた明るい浴室になっている。

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みなと湯、旅館からは脇の引き戸からも男湯脱衣場に直に入れる。
閉店は22時なのだが、22時直前までどんどん人が入ってくる。
事前に夕刻に番台さんに終了時に撮影をさせていただくのをお願いしておいたので、最後にサッと入浴して客が引くのを待たせていただいて撮影させてもらった。

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女湯側モザイクタイル絵。

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男湯は鷹のモザイクタイル絵、女湯はフレスコ画の天使のような子供画。
男女境はそれぞれ洋風風景画のモザイクタイル絵となっていた。

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脱衣場は島ロッカーが女湯の方が高く、目隠しの役目も担っているようである。

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撮影を終え表に出ると暖簾が中に仕舞われて表戸が細く開けられて最後の客を待っていた(まだ地元の人が一名)。

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さて、みなと旅館。
国道16号からのアプローチを入ると銭湯の右側に建っている。

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玄関から中に入るとなかなかレトロな雰囲気。
二軒並ぶ建物の右側二階の部屋に案内される。

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二階への階段は広く、途中踊り場には書棚が置かれ、その上に天女の絵の額が掛けられている。
廊下の左右に古い客室の扉が並ぶなかなかレトロな空間である。

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室内は畳の部屋であるが窓の造り(サッシ化されているが)や天井、壁などなかなか古えを強く感じる。

裏手は京浜急行の線路、前は国道16号であるが、少し入った立地なのでそんなに気になる騒音は感じない。
銭湯も併設しているし、華やかさは無いがなかなか面白い物件であった。

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晩飯はならびにある食堂かし和に入る。
表に中華洋食と書いてあり、変色した食品見本が飾られている。
時間が止まったような激シブ食堂である。

中に入ると洋食屋のコックの帽子の主人と毛糸の帽子のおばちゃんがおり、おばちゃんに瓶ビールとタンメンを注文。
正しく普通のタンメン、なかなか美味かった。



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