2017年05月25日

横須賀市吉倉 新湯

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横須賀市吉倉の銭湯「新湯」に入る。
新湯は京浜急行の安針塚駅より徒歩にて10分程度。

駅からまっすぐ坂を下りて国道16号を右にまがり、トンネルを越えていく。
また、駅を出て左手(横須賀側)にある京急ストア横に駅の上に見える高層住宅群に上がれるエレベーターがあるのでこれを利用して上に。
下りたところから海側に下って行き、最初の信号を右に行くと国道16号線のトンネルを抜けたところに出るので行きの近道として楽にアクセスできる(帰りは上り坂になる)。
国道16号はここでは完全に上下線に分かれており、山側東京行きのトンネルとトンネルの間の古い住宅街、道路より一本路地に入ったところに位置している。

予定より早めについてしまったので、二本に分かれる国道を渡り海側へ。
吉倉公園というのがあって、横須賀線を挟んで向こう側は横須賀本港になっている。
芥川龍之介の碑などを見てから戻ってくると、ちょうど女将さんが暖簾を掛けているところであった。
口開けの客となる。

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建物は簡素な昭和中期的レトロ銭湯。
入口両脇と下足スペースの突き当りにはタイル絵がある。

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左手のタイル絵。

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右手のタイル絵。

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下足スペース奥壁のタイル絵。
前には傘立てが置かれている。

中に入ると番台式。
脱衣場はロッカーは一つもなく、すべて籠利用となっている。
湯銭を支払う時に女将さんにお願いして浴室撮影の許可をいただく。

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奥壁には中島絵師による富士山のペンキ絵(男湯)。
逆さ富士が見事な富士山である。
男女境壁には山から海を眺める親子、鴎に海、ほとんどが白いタイルだけれども品の良いタイル絵がある。

奥壁側には深浅の二浴槽で湯は熱め。
カランは両壁側と鏡のないシンプルな島カラン。
緑イスと汎用のブラ桶。
後から来た常連の爺さんたちは皆イスは使わずに床に直座り。
まったく昔風である。

ところでこの新湯であるが、なんと来月の6月末にて廃業してしまうという(中の脱衣場鏡壁に簡単な告知が貼られていた)。
なので押し迫ってしまう前にゆっくりと入りに来たくなって今回の訪問になった。

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