鉄道旅情・駅

2011年08月25日

信州蕎麦の花を眺めて信濃大町の駅で生蕎麦を食す。


蕎麦の花


信州の大町に行って来ました。
まだまだ暑い日が続きますが、それでも少しずつ秋が近づいて来ています。
安曇野周辺や大町は某・国営放送の朝ドラの影響で盛り上がっています。

ここ、信濃大町の観光案内にも撮影に使われた蕎麦畑の景観が紹介されていました。
蕎麦の花は8月末から9月上旬が見頃だといいます。
訪問時はまだちょっと早い感じてした。

さて、蕎麦です(笑)

信州は蕎麦どころ。
たくさんの店がありますが、地元の人に聞くと手軽に食べられてわりに美味しいよ、とよく勧められるのがJR大糸線の信濃大町駅内(改札外)にある「かたくりの花」。

かたくりの花

いわゆる駅の立ち食いそば屋ですが、ここで美味しい生蕎麦がいただけます。

しかも値段も立ち食い値段。

券売機で食券を買って注文します。
蕎麦は普通の蕎麦と生蕎麦の2本立て。
券売機に「特上」と書かれたメニューが生蕎麦です(通常の立ち食い蕎麦麺とうどんもあります)。

▼特上わさび菜蕎麦。ピリッとしたわさびのおひたし入りで美味い。
わさび菜そば


▼特上ざるそば。
特上ざるそば

蕎麦自体の味が楽しめます。

ちなみに生蕎麦は茹で時間3分なので電車にのる方はご注意を。

▼信濃大町駅
信濃大町駅


r32_takacyan at 21:00|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2010年08月18日

ひょうたんの駅 JR御殿場線・上大井駅


上大井1

私にとってのお盆休み最終日、伊勢原で蕎麦を食べた後はさらに西へ。

国道246で松田町まで。
そこから海側にちょっと走ると大井町になります。

ここを走る単線のJR御殿場線に上大井駅というのがあります。

この駅は別名「ひょうたん駅」と呼ばれています。

元々は昭和40年代に強い西日を避けるため、駅員が駅改札口に植えたひょうたんが1981年に交通公社の時刻表の表紙に掲載されて、それ以来「ひょうたん駅」として知られるようになったということです。

現在は無人駅となった上大井駅、昔ながらの平屋の駅舎の向こうにホームがあります。
駅前は広く、立派な町内案内板も設置されていますが、暑い昼下がりにてほとんど人影が有りません。
近くの子供たちが数人、ホームや駅舎の改札を通り抜けて追いかけっこをして遊んでいました。

駅舎内の造り付けベンチにおじさんが二人、腰掛けて世間話をしている長閑な雰囲気の駅でした。

駅舎の横と裏側にはひょうたんの棚があり、この時期たくさんのひょうたんが下がっていました。

▼駅舎の裏はこんな。
上大井裏1

中にはかなりの大きさのひょうたんもさがっています。

上大井裏2


ホームへ出ると長閑な田舎の駅といった感じです。

上大井ホーム

無人駅となった今でも地元の有志によってひょうたんが造られ続けているということです。

実はココに来たのは「ひょうたんの漬物」を探しに来たのです。

しかし人がいないのでよくわからない。

駅前に売店くらいあるかと思ったのですがそれも無く、たまたまいたヤマト運輸のドライバーに聞いても「この辺はお店ありませんからねぇ」という感じ。

結局、近くにある大井町役場まで行って聞いてみて、やっとわかりました。

▼そして買ったのがコレ。
ひょうたん漬け

左がひょうたんの味噌漬け、右がひょうたんのしば漬け。

実はひょうたんのしば漬けは大船軒のアジ押し寿司弁当に入っているのですが、実家の父が「有ったら買ってきてくれ」と行っていたので買いに行ってみたのです。

大船軒のとはちょっと違う物でしたので、他でもやっているところがあるのかもしれませんね。

私も以前に鎌倉の天園ハイキングコースでお弁当を食べている時に隣のおじさんに分けて貰って食べた事がありしたが、結構おいしかったです。

r32_takacyan at 21:00|この記事のURLComments(2)TrackBack(0)

2010年06月19日

いつも小田急線車窓から見て気になっていた店に行ってみた。


今成

夜、いつも小田急線に乗って帰宅する時に車窓に見える気になる店があった。
特に特急展望席に座った時はいつもそちらに目がいってしまう。

そのお店は下北沢にある。
2階の窓にでかく「ビール180円」と書かれていて、いつもたくさんのお客が入っているのが見えた。

今回下北沢に降り立ち、その店に行ってみる事にした。

屋号は「今成」、駅から新宿よりふたつ目の踏切の際に建っていた。
少し遅めの訪問、1階は満席で2階席へ。
窓際がちょうど空いていたのでそちらに座らせてもらう。

外には次々に通過していく小田急線の電車が見える。
まさしくこの場所を電車内からいつも見ていたのだ。

そう思うとなんだか少しだけ不思議な気分。

今成2

さっそく飲み物をたのんでみる。
表からよく見える貼り紙に書いてあったようにビールは180円、さらにハイボールは100円だった、安い。
いちおう料理も合わせてオーダーするシステムになっているのだけれど、食べ物のメニューも比較的安めである。

塩焼きそばだの色々たのんでみる。
飛びぬけて美味いという事はないけれど安くて良い店だ。

夜の混んでいる電車が次々と通過していく、そんな窓の外をのんびりと眺めながら酒を飲む。


シメはたまごかけごはん、美味かった。

なんだかいつもと逆の景色を見るのは結構楽しかった。

因みに2013年度内には小田急線の世田谷代田〜東北沢区間が地下化する予定のため、この区間内の下北沢駅付近も地下化されてこの光景は見られなくなるということです。

r32_takacyan at 14:13|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2010年06月10日

夜の江ノ電 平日の風景


夜の江ノ電

たまに平日夜の江ノ電に乗ることがあります。
休日は混雑しているこの電車も平日の遅い時間に乗るとガラガラに空いていて、なんだか少し侘びしくもあります。

私はこんな江ノ電の雰囲気がまた好きなのです。

午後9時、道路併用区間・龍口寺前を通過してゆく江ノ電。


江ノ電は江ノ島駅を出発して腰越駅へ向かうと龍口寺前で一般の道路を走る道路併用区間に出ます。
ここで大きくカーブして少しの間、一般車といっしょに走るのです。

単線の江ノ電は途中、江ノ島駅ですれ違う電車を待ち合わせします。
藤沢行き電車に乗っていて反対ホームに入ってきた鎌倉行き電車と並んだ時に窓の外に現れた光景。
江ノ電のぞき

まるで大仏さまが覗いているよう(笑)

たまたまですが、空いていたのでこんなのも撮れました。

r32_takacyan at 21:00|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2010年03月05日

東武博物館に行ってきました。

デハ5

先日、朝霞の陸上自衛隊広報センターを見学した後で都内に移動して「東武博物館」を見てきました。

東武博物館は東武鉄道が運営する鉄道とバスの博物館です。
入場料金は200円。
券売機で買って中に入ります。

入口を入るとすぐ目の前にある5号上記機関車、ちょうど動作展示をしておりました。
なかなかの人気です。

その奥にあるのが大正13年のデハ5電車。
当時の形のままキレイに保存されています。
上の写真はその車内。
丸い照明や木製のシートなどがレトロです。

ねこひげ

屋外展示には1951(昭和26)年、戦後最初に新造した日光・鬼怒川線特急車の5700形5701号車がありました。
そのフロントヴューから通称「ネコひげ」と呼ばれていたそうです。

東武鉄道はバスも運行しているのでバスの展示もありました。

バス

1951(昭和26)年製のキャブオーバー型バス。
丸みのあるデザインは今見るとレトロというよりモダンに感じます。
もちろん中にも乗れます。
当時のバスって今より小さかったんですね(^_^;)

そして楽しみにしていた電車運転シミュレーターを体験してみました。
区間は東武伊勢崎線の北千住→牛田の一部。
10030系電車のカットボディで実際の運転装置を使用したシミュレーターはとてもリ アルです。



本物の車両の運転装置を使ったシミュレーターはかなりリアルでした。

平日行ったのであまり混んでいなくてかなり見学もし易かったです。
展示されている車両はすべてベストなコンディションに保たれているのが素晴らしかったです。
しかも中に入れる車両も多いので結構楽しめました。

大宮の鉄道博物館はかなり人気ですが、こちらも結構オススメです。

▼外に展示されていた1720系デラックスロマンスカー。
けごん




r32_takacyan at 21:00|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2009年12月11日

江ノ電夜景 腰越-江ノ島・道路併用区間

昨日の夜11時ころ、腰越駅-江ノ島駅間の道路併用区間で腰越駅からすぐの神戸橋際の交差点で信号待ちをしていると後方から江ノ電の電車が。
やり過ごして走り出したら目の前に電車が。
藤沢行きの江ノ電電車の後尾に着いて追走するカタチになりましたのでちょっと面白いと思って撮影してみました。


編成は藤沢方が1000形の1501-1551号車(サンライン 号復元塗装車)と2000形の4両編成でした。
ちょっとプレましたが、なかなか無い視点での江ノ電です。

r32_takacyan at 20:48|この記事のURLComments(4)TrackBack(0)

2009年10月30日

由比ヶ浜の江ノ電保存車両 デハ100

デハ100-11

今日は用事で葉山まで。
帰りに海岸通りから鎌倉・由比ヶ浜に保存されている江ノ電の古い車両「デハ100-107」を見てきました。

このデハ100-107は昭和6年に造られてから約50年間、藤沢と鎌倉の間を走ってたくさんの人々を運んでいました。
単車(1両のみ)の運用のために愛称を「タンコロ」と呼ばれて親しまれていました。
最後まで走っていた2両の107と108も昭和55年にATSに対応できないために廃車されて現役を退きました。
そのご108号車は江ノ電極楽寺検車区で動態保存され、この107号車は集電方式を古いトロリーポールに戻されて由比ヶ浜公園内で保存されました。

以前に見に行った時は色も褪せてしまってかなりひどい状態でしたが、最近きれいに化粧直しされて内部も再び公開されているというので見に行きました。

デハ100-3

こんな感じでフェンスで囲まれて保存されています。

デハ100-2

中は超レトロ!
丸い電灯に木のロングシートが時代を感じさせます。
中に入って最初に感じたのは車両幅の狭さです。
単車運用ですから運転台は前後について、三菱製のマスコンが装備されています。

中では小さい子供達を連れたお母さんがお弁当を食べていました。
あまりお邪魔をするのも何なのでササっと見て引き上げてきました。

帰り道の由比ヶ浜駅の鎌倉寄り踏切で電車が来たので1枚。
嵐電号


今月結ばれた京福電気鉄道との姉妹提携を記念して嵐電号のヘッドマークが付いていました。



r32_takacyan at 19:03|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2009年10月24日

西武安比奈線ウォークに参加して来ました。

今日は西武新宿線南大塚駅から入間川まで伸びる西武安比奈線の跡を歩くイベントに参加して来ました。

今回は歩いているうちに携帯にて撮影、編集して掲載してみました。

3c740aa2.jpg

安比奈線は西武新宿線南大塚駅から入間川まで弧を描いて延びる単線の軌道跡です。
途中に長閑な田園風景や森の中、河川敷近くの築堤上や鉄橋などを通る短いながらも変化に富んだ路線跡です。

また、比較的都心からも近くて見に行きやすい立地のためにわりに知られている廃線跡です。
廃線跡と書きましたが、正しくは休止線で、西武新宿線の車両基地化の計画もあるそうです。

今年3月から先頃まで放送されていた川越を舞台にした連続テレビ小説「つばさ」のロケに使われてから知られるようになり、歩きやすいように整備されたので訪れる人も増えていたようです。

先日、川越祭りの際に安比奈線ウォークのポスターを本川越駅で見たので参加してみようと、朝6時の小田急線に乗って出発しました。

80db46d9.jpg

出発会場は南大塚駅からすぐの南台かすみ公園。
時間より早く着いてしまったと思ったら〜すでにたくさんの参加者が集まっています。
やがて時間になり、名前と連絡先を書いた紙を出して出発です。
スタート地点には「つばさ」のロナウ二郎役の脇知弘さんが見送りをしていました。

f1d60a2a.jpg

公園から出て軌道跡へ。
南大塚から国道16号までは大きくカーブしていて路線の敷地はキレイに整備されています。
右手の歩道橋から国道を渡るとそのまま路地を入って、踏切跡のすぐ脇のお団子屋で焼き団子を1本買ってから、また軌道敷地へ。

この辺りは植木鉢が置かれたり菊がたくさん植えられていたりと軌道敷地が庭化しています(^_^;)

少し歩くと一度道路に出てから田んぼ道を入って行くと鉄橋があります。

b391b7db.jpg

鉄橋からは、また路線の築堤に上がって軌道敷地を歩きます。

たくさんの人たちが線路上を歩く光景はなんか不思議な感じです。
災害で鉄道が不通になったらこんな感じなのでしょうか(^_^;)

5347c70d.jpg

しばらくは開けた場所を走った路線はやがて森の中へ。

00559a80.jpg

ここは安比奈線を紹介するサイトや本に必ずといっていいくらい写真が使われているスポットです。
しばらく森の中を行くと河川敷手前の道路へ。

道を渡ると小さな鉄橋が掛かっています。
ここが池部用水橋梁です。
トロッコ

鉄橋を渡ると河川敷手前の小高い築堤上を走る軌道敷地を歩きます。
途中に撮影で使われた?ようなトロッコが置かれたりしています。

長い間放置された線路は下に木の根が育ったりして浮いてしまった個所もありました。
827293a7.jpg
帰りは八瀬大橋からの道を歩いて、途中で川越総合卸売市場に寄り道しながら南大塚まで帰って来ました。

ff71eede.jpg

参加賞は一筆箋と携帯箸でした。

cd747fe7.jpg
▲今回のコースからは外れていた安比奈線0キロポスト付近

a4c65243.jpg
▲左手は南大塚駅下りホーム




r32_takacyan at 14:57|この記事のURLComments(2)TrackBack(0)

2009年10月23日

小田急ロマンスカー 7000形LSE車の展望席

LSE

久々に鉄道ネタ。
先日、川越に行った際には新宿まで小田急ロマンスカーはこね4号を利用しました。
乗ったのは7000形LSE車のオリジナル塗装(旧塗装)の展望席でした。
この型には一時騒音問題などで廃止されていた補助警笛(ミュージックホーン)が再度取り付けられているというのは知っていましたが、実際に鳴らしているのは初めて聞きました。

▼小田急ロマンスカーはこね4号・町田駅出発 補助警笛吹鳴

▼代々木上原通過〜新宿駅到着


私的にはロマンスカーと言えばやはりこの旧塗装の車両とミュージックホーンですね。

r32_takacyan at 22:00|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2009年09月02日

昭和の風情が色濃く残る場所・鶴見線国道駅

国道改札
鶴見線に乗って海芝浦を訪れた帰り、鶴見駅の一つ手前の国道駅で降りてみました。

高架駅の国道駅はホームから改札に降りると無人の改札に簡易Suicaのセンサーがありますが、ここに昔ながらのコの字型の改札枠も残っています。
改札を出るとアーチ型のトンネルの様なガード下は戦前の駅開業当時の雰囲気がそのまま残っています。

国道1

その雰囲気から、1949年(昭和24年)の黒澤明作品『野良犬』の撮影に使用されました。
現在でも時々映画・ドラマの撮影場所として使用されているようです。

入口近くに掛かる不動産屋の看板はまるで映画のセットのようです。

国道3

外へ出ると国道15号・第一京浜国道が走っています。
駅名の由来はここから。

国道2

建物横の古びた構造物には戦時中に空襲で受けた機銃掃射の弾痕が多数のこっています。

国道4


以前、この界隈の銭湯を訪れた時にこの駅にもやってきていたのですが、その不思議な魅力に惹かれて再び訪れたいとずっと思っていました。

▼以前に撮影した国道駅。夜の風景。
国道駅の夜2

▼誰もいない夜の改札
国道駅の夜1


r32_takacyan at 22:00|この記事のURLComments(2)TrackBack(0)