古建物・レトロ建築

2010年11月19日

上諏訪温泉・大和温泉と湯小路の共同浴場 長野県諏訪市


大和温泉2

衣温泉に入った後は川沿いの情緒のある小道を東に歩いて行きます。

JR線の踏切を越えたところに湯小路という小道があり、そこに次の目的地の共同湯「大和温泉」があります。
同湯は民営の温泉浴場で一般の人も利用することができます。

上の写真は同湯入口、民家の脇の通路を入ると小さな中庭になっていて、そこで料金を支払います。

中庭に面して浴場入口があり、左手が男湯、右手が女湯となっています。

中に入ると小さな玄関の様になっていて、そこで靴を脱いで更に引き戸を入ると脱衣場です。
右手に木製の脱衣棚があり、そこで支度をして浴室へ。

中に入ると奥に細長くのびた浴室。
右手の男女境壁側に長方形のステンレス浴槽があり、男女境壁はガラスブロックの積まれものでした。
浴槽の手前、脱衣場寄りに源泉を引いた湯口があり、たえず湯が注がれています。
浴室はタイル張りで左手が外窓になっているので採光があり明るく清潔な浴室です。
早めの時間ですが相客も常にあり、結構流行っています。
私も相客にあいさつしながら入ります。

湯は衣温泉より熱めで私的にはちょうどいい。
若干黄色みがかって多少のぬるつきと少し硫黄臭のある湯は、とてもよく温まる浴感の優れた温泉です。
いやぁ〜いいですね、気持ちイイ。
ここでも充分に温泉を堪能してしまいました。



上がりは少し周辺を散策します。

湯小路

湯小路は狭い水路のある古い街並みで蔵や古い家々が建ち並ぶ風情のあるところです。

大和温泉よりもう少し東に行くとY字路交差点にあたり、そこにレトロなジモ専の共同浴場「平温泉」(一般公開されている平温泉とは別の浴場です)があります。

平温泉


裏手はこんな感じになっています。
平温泉裏

壁にガラス戸をたくさん使って外光を取り入れる工夫がされています。
ジモ専だから入れませんが〜是非中を見てみたい!
傍らの祠には真新しい御柱が4本建てられていました。

そしてその隣にはこれもジモ専の共同浴場「上湯」があります。

上湯

実はこの上湯は平温泉のすぐ裏手にあり、建物は隣り合って建っています。

しかも平温泉の向かいには市営の近代的温泉入浴施設があり、さらに先ほど入った大和温泉も2〜3軒隣ですから、温泉共同浴場が恐るべき密度で密集しているわけなのです。

いやぁスゴイ、さすが湯小路というだけありますね。


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2010年11月18日

衣温泉 上諏訪温泉共同湯・長野県諏訪市小和田南


衣温泉

長野県の諏訪湖畔・上諏訪温泉には公衆浴場や非公開共同湯(住民専用)、民営の共同湯などが実に80軒くらいあるそうです。
これは九州の別府温泉に次いで2番目に多いということですが、たしかに街中を散歩するとあちらこちらに大小さまざまな温泉共同浴場が目につきます。
これらのほとんどは地元の区民や組合員専用の地元専用(いわゆるジモ専)なのですが、中には民営だったり市の運営で利用できる施設もあります。

今回行ったのはその中の一湯、衣温泉です。

同湯は諏訪市役所から北東の昔ながらの住宅が建ち並ぶ地域にあり、市内を流れる諏訪湖にそそぐ川に掛かる橋のほとりにある小さな共同浴場です。

浴場というより湯小屋といった風情があり、白い温泉のタンクの脇に「衣温泉」と書かれた木の看板が掛かっています。

入口を入ると右手手前に男湯、奥に女湯の入口が並び、左手奥の民家窓横にある呼び鈴を鳴らして料金を支払います。

引き戸を開けて男湯側へ。
小型の共同湯にて狭めで壁側に木製の棚が造り付けられただけのシンプルな脱衣場です。

浴室は仕切りのサッシ戸を開けて一段下りて入ります。

衣浴槽


浴槽は男女境壁側に角を丸くした長方形のタイル張りで真ん中で2分割されています。
男女境壁は模様入りすりガラス製(このへんの共同湯にはよくある感じ。おそらく普通の壁にすると暗くなってしまうため?)。
天井はいわゆる唐傘天井様式の構造で中央に長方形の湯気抜きがあります。

浴槽は緑色のタイル張りでふたつに仕切られた両側に源泉を投入する蛇口が取り付けられています。
通常は溜め湯の状態ですが蛇口をひねると湯が供給されてオーバーフローの状態になります。

カランは脱衣場との段差という変わった位置に取り付けられていて狭い浴場での工夫がみられます。

衣浴室カラン


入浴時はたまたま相客は無く、床の乾燥状態からしばらく利用者が無かったようなので、浴槽の湯はぬるめになっていました。

身体を流して中に入ると少しぬるつきのある微硫黄臭のある湯です。
湯温を少し上げようと蛇口をひねって湯を供給すると温泉の香りが浴室に漂います。

いいお湯です。

静かな浴室にさらさらと湯の溢れる音だけが響きます。

しばらく温泉の浴感をたのしんでから上がります。

結構ぬるいと思っていた湯でしたが〜さすがは温泉、出る頃には身体がよく温まって、着ていたパーカーを脱いでTシャツと薄手のナイロンジャケットのみになりました。

同湯の横に流れる川沿いを散策しながら山側に向かって歩きます。

この辺りは古い家が多くて昔ながらの風景がそのままに残っています。

衣温泉川沿い


▼すぐ近くにあったジモ専の共同湯。
小和田南浴場



衣温泉

長野県諏訪市小和田南3-18
利用料200円 時間:7:00〜20:30 定休日:毎週木曜日



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2010年11月15日

重要文化財建築物でだんご焼く? 地粉うどんと焼きだんご 埼玉県小川町・吉田家住宅


吉田家1

12日金曜日から金土日と恒例になった友人たちとの寄居キャンプに行って来たのですが、その途中で小川町にある重要文化財建造物にしていされている旧家「吉田家住宅」に寄り道してきました。

ここで地粉うどんと焼きだんごが食べられると田舎うどんさんのブログ「武蔵野うどん&田舎うどん」の記事で読んでどうしても行ってみたくなったのです。

小川町から寄居への国道254の旧道を走り、右手に八高線を見て竹沢駅を越えると左手に「吉田家」の看板があるのでそこを入ります。

少し行って再び看板のところを右に入ると駐車場があります。
ここに車を停めていきます。

が、しかし!
建物は駐車場からはまったく見えない位置なので一瞬「どこ?」と焦りました(^_^;)

駐車場から徒歩で上の道を行くとすぐに吉田家住宅です。

建物は見事な茅葺屋根を持ち、一部は二階建て構造になっている立派な建物が吉田家住宅です。
江戸の享保6年(1721年)に建てられた建築物で国の重要文化財に指定されています。

入口から土間に入ると囲炉裏と売店のあるスペースになっていて、入って左手の座敷には自由に上がって見ることができます。

ここの板の間にも囲炉裏が切ってあり、ここに座ってうどんやおだんごがいただけるのです。

しかもおだんごはなんと自分で焼く事もできるのです。

おだんごを注文すると囲炉裏の中の焼き網の下に焼けた墨を入れておだんごを持ってきてくれます。

米から作られたおだんごは3個玉で醤油焼き用の白だんごこ餡子をつけていただく草だんごの2種類。
1本ずつたのみました。

吉田家だんご

パチパチと木の燃える囲炉裏端でのんびりとだんごを焼きます。

これがなんともいい、ゆっくりと時間が流れてゆきます。

時々だんごの位置を変えながら焼きます。

醤油だんごには途中で何回か醤油をつけ、そしてまた焼きます。

中村家あんしょうゆ

醤油は竹筒に、餡子は模様の入った小さな入れ物で出されます。

草もちの方は皿の上で餡用のへらで団子を少し潰してから餡を塗ります。

アツアツで香りのよい草だんごに餡をつけて「あちっあち」とか言いながらいただきます〜ウマイ。

お醤油だんごも焼けたのでアツアツをすぐにいただきます。

あまりのんびり焼いたので少し固めになっちゃいましたが外はバリバリで醤油が香ばしく、美味しくいただきました。

田舎うどんさんの記事を見てだんごが自分で焼けるというのがぜひ体験したくて来たようなものなので、実際に焼いて、食べて大満足です。

(※自分で焼きたい人は一応注文時にそう言った方が良いと思います。私ははじめは焼いたものが提供されちゃいましたが、他に焼けただんごを待っている人がいたのでそちらに廻してもらい、自分で焼く事ができました)


また〜のんびり囲炉裏にあたっていると、たのんだうどんも囲炉裏端に運んで来てくれます。

吉田家うどん

▲「たもぎうどん」

たもぎうどんは地元産のキノコがたくさん入ったうどんで他には揚げやホウレンソウ、かまぼこなどが入った美味しいうどんです。
少し柔らかめに茹でられた手打ち風の麺がやさしいお味。
別皿に添えられた胡麻を入れていただきます。

夕方にさしかかり少し寒くなってきた板の間で温かいうどんがまた美味いんです。

車じゃなかったら〜ここは是非お酒でもいただきたいところです。


それになんといっても時間を忘れてしまうようなゆったりとした空間は素晴らしいものがあります。

中村家奥座敷

奥座敷。

こちらでも食事が出来るようでした。

縁に出てみるとちょうど柿が干し始まったところで、柿がたくさん吊るされています。

中村家縁

なんという晩秋の良い景色。
柿の皮や唐辛子も干されていました。


あまりにのんびりとし過ぎて友人から「早くテントを設営に来い」と電話が掛かってきてしまいました(^_^;)

もっとゆっくりしたかったんですが〜仕方なく出発。


またゆっくり来たいところでした。

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2010年10月31日

菊水湯 東京都文京区本郷


菊水湯

今日は本郷は菊坂界隈を散歩して最後に菊坂の古い街中に残る昔ながらの銭湯「菊水湯」に入って来ました。

同湯は本郷三丁目方面から菊坂を下るとすぐに左手に坂下に行く道があるのでそちらに入ります。
菊坂と並行して行く道をしばらく歩くと左手の角地にあります。

入口は唐破風の屋根がのった昔ながらの銭湯。
屋根の瓦には菊水の文字が入り、入口軒下には屋号に因んだ菊水の彫り物の懸魚が掛かります。
その下には手作りと思われる屋号入りのオリジナル暖簾がかかっています。

暖簾をくぐると正面には傘ロッカーが並びます。
男湯下足箱は右手。
靴をしまって中に入ります。

引き戸を開けて脱衣場へ。
番台の女将さんに入浴料金を支払い中へ入ります。

天井は折り上げ付きの格天井。
折り上げ部分は壁と同色のペンキで塗られています。
ロッカーは両壁側にあります。
島ロッカーは無し。
フロア中央にはテーブルとその両側に木製の腰掛けが置かれています。

さて浴室。
天井は高い二段式。
正面には先年亡くなられた早川絵師の富士山のペンキ絵があります。
「伊豆」と書かれており、西伊豆辺りからの富士山と思われる構図。
その下は浴槽が並んでいます。
左手から二人くらいでいっぱいになりそうな薬湯の浴槽、実母散系の黒い薬湯が満たされています。
真ん中は深いめの座湯、右手はバイブラと電気風呂が並んでいます。

カランは両壁側と島カラン1基、男女境壁側から8.5.5.4の配列で全てにシャワー付きです。
カラン廻りは新しいタイルの物に更新されていてレトロ感は薄いですが使いやすくなっています。

夕方開店直後に入りましたが相客は常に12名程度、次々にお客さんがやって来ます。

のんびり湯につかりながら脱衣場の方を見ていると浴衣に丹前を羽織って桶を持ったお客さんが入って来ました。
最近では銭湯でもこういった姿の相客は見なくなりました。
昔、江戸っ子だった家の父は銭湯に通う時は丹前に下駄履きで行っていたのを思い出しました。
今見るとあの姿もいいですねぇ。
ご近所だから出来るのでしょうけどね。

上がると外は薄暗くなっています。
また古い街並みをぶらぶらと散歩を楽しみながら駅へ向かいます。

▼樋口一葉旧居跡のある路地の階段の家々
一葉旧居


▼樋口一葉が通った旧伊勢屋質店。
伊勢屋質店


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2010年10月02日

謎の階段と「まちかどの近代建築写真展」


ドリーム駅階段

今日は以前川越でも開かれてた「まちかどの近代建築写真展」が近所で開催されているという事で見に行って来ました。

その前に気になる物件をひとつ写真撮影。

ここは以前、横浜ドリームランドがあった所。
今は横浜薬科大学が出来ていて、かつて遊園地があった痕跡はほとんど残っていません。
その一画というかはじっこに上の階段があるのです。

階段の上は薬科大バスのターミナル、下はドリームハイツ駐車場への通路になっています。
階段の上はすぐにガードレールに阻まれています。
そして階段中段にはわざわざ金属製のフェンスがコの字型に設置されています。

いわゆる「トマソン・無用階段」っていうやつですね。

※トマソンについては「みちくさ学会」のこちらが詳しいのでご照会ください。

ところでこの階段ですが、元々はこの上にあったモノレールのドリーム開発ドリームランド線のドリームランド駅があった所なんです。
このモノレール線は1966年に遊園地へのアクセス手段として開業したのですが、軌道に対して車両重量超過など安全性が問題視され開業1年半で運休してしまったんですね。
それからずっと路線などもそのまま残されていました。
7年前にモノレール施設が撤去されるまで、この階段の上にはドリームランド駅の海側ホームがあったんですね。

ドリーム駅階段2

こうして見ると「トマソン物件」であるとともに廃線跡の「鉄道遺跡」にもなるんですね。
まぁ〜まったく興味が無い人にはただの階段ですが(^_^;)

私はこのトマソン的物件って結構好きなジャンルだったりするので、街歩きをしていてみつけると写真を撮っておいたりしています。

さて、今回は喫茶店で瞑想して、銭湯で元気になるで紹介されていた横浜市栄区の神奈川県立柏陽高校で開催されている「まちかどの近代建築写真展 IN 神奈川県立柏陽高校」(第18回)に行ってみました。
ここはJR根岸線の本郷台駅のすぐ近く。
行ってみると、なんと高校の学園祭の中で展示されているようでした。
学園祭ってことは知らなかったので、ちょっとビックリ。
展示は校内4階の教室でおこなわれていました。
高校に入るのなんてうん十年ぶりです〜ちょっとドキドキ。
最近は小学校の運動会なんて父兄以外は近所の人も入れないなんて聞いてましたんで大丈夫か?と思いましたがまったく問題ありませんでした。

で、展示してある教室に到着。

街角しゃしん1


街角しゃしん2

今回は「日本の煉瓦建築」がテーマということで、全国の素晴らしい煉瓦建築が紹介されていました。
大は役所や倉庫の建物から小は個人宅のトイレまで。

いやぁ〜素晴らしい。
特に私的には個人宅の煉瓦造りトイレと鉄道のランプ小屋なんかの小品が好きですね(笑)
後はトンネルのアーチや水路橋なんかもいい。

まだまだたくさんの煉瓦物件が残っているんですね。

辺りの雰囲気も撮りたかったんですが、今は学校内の写真なんか撮っちゃうと怒られないか心配だったんでこの一枚だけ。

学校の昇降口。

昇降口BW


なんか懐かしい感じです。

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2010年07月12日

伊豆・松崎散歩 静岡県賀茂郡松崎町


近藤家

さくらで早目のお昼ご飯の後は松崎の街中を散歩します。

▲写真は明治16年に建てられて、以前は薬問屋をしていたという近藤家。
木造2階建て瓦屋根の建物はなまこ壁が見事。
同家のなまこ壁が続く横の道はなまこ壁通りといわれています。

観光協会隣家
▲観光協会の隣にある小さな洋館。
柱部分に洒落た装飾があります。

蔵と浜丁橋
▲なまこ壁がぐるりと囲む旧家と蔵、その先には那賀川に掛かる浜丁橋。
この辺りは海に近いので護岸が高く、橋の両詰めが盛り上がって高い位地に橋が掛かっています。

懐かしい港街

港に出ると懐かしいような風景。
のんびりとした時間が流れています。

対岸の倉庫

那賀川と岩科川が合流して河口に出る所の対岸には伊豆石で出来た古い倉庫が建っています。
何故かいちばん右だけ蔦がたくさん絡んでいました。

仲良し

港で見かけた仲良し達。
何を見ているのかと思ったら〜揃って下に降りていく。
繋がれた船の上で遊んでいました。

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2010年05月17日

浅草寺界隈・小雨の夕方


浅草寺前

小雨の降る夕方から夜にかけて。
平日の浅草の観音様の界隈、裏通りは人通りも少なくてなんとなく風情があります。

浅草寺横

雨の日は憂鬱だけど、こんな街を歩くのはいいもんです。

浅草寺本道は現在平成の大修繕とかで覆い屋が掛かっていて、お参りは出来ますが建物は表からは見えません。

横手にある能舞台。
舞台


仲見世

早めの時間帯ですが、仲見世の人通りもほとんど絶えています。

提灯

三社祭をひかえて街には提灯が掛かっています。

お祭り対策なのか神社の鳥居の柱や狛犬にもパイプでガードが組まれていました。

裏通り


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2010年05月11日

川越湯上り散歩・一番街〜銀座通りまで。


時の鐘

旭湯から鐘突き通りの桝屋酒店でコエド生ビール〜といつものように夕涼み散歩。

夕方の一番街を歩きます。

日曜日もこの時間になると表通りの観光客も減ってきてのんびり歩くのもいい感じです。

鐘突き通りを出たところにある深善額縁店。
深善


もう少し行くと角地にある甘玉堂(^ ^;〜いやいや、陶器屋さんの「やまわ」
甘玉堂


旧・八十五銀行本店。現在の埼玉りそな銀行。
ポストと銀行

大正7年(1918年)築の堂々とした洋風建築。
レトロな郵便ポストとのツーショット。

洋風な建物は旧山吉デパートと田中屋。
田中屋と山吉デパート

山吉デパートは昭和11年(1936年)築。
田中屋は明治38年築の土蔵造り、現在は1〜2階は川越アートカフェ「Cafe Elevato」、住宅部分は和創菜と四季のすし「風凛」として営業しています。

現在は大正浪漫通りと呼ばれる銀座通り角地に建つ旧武州銀行川越支店。
商工会議所

昭和3年(1928年)築のこの建物は現在は川越商工会議所として使われています。

大正浪漫通りはこの時期、鯉幟がたくさん泳いでいます。
銀座通り鯉幟

ここは以前には銀座通りと呼ばれるアーケードの掛かる商店街でしたが、アーケードの老朽化に伴い撤去されて現在のようになりました。
なんでも木造建築にアーケード新設は許可がおりなかったとか。

夕方の空に舞う鯉幟たち。
夕涼みをしながらこの下をのんびり歩いて帰りました。

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2010年04月20日

松崎 街の風景 その壱 西伊豆・松崎町


なまこ壁ストリート

松崎町を散歩すると長閑な街の中に色々な風景を見る事ができます。
保存された風景というのではなく、人々が生活している中の活きた風景に出会うことができます。

上の写真はなまこ壁通りと呼ばれるところ。
晴れた日は青空となまこ壁のコントラストが美しい。

伊豆文二階の外
▲伊豆文邸の2階から外の蔵の連なる裏庭を見下ろしたところ。
春の若芽の緑、蔵の白黒の壁、そしてお庭の桃の花の色が映えています。

なまこ壁の家
▲伊豆文邸の並びにある古いなまこ壁の家。
戸はサッシ化されていますが古い佇まいをよく残しています。

山光荘
▲ここは長八の宿として有名な山光荘。
ここはつげ義春氏の作品中に海風荘と名を変えて描かれている宿としても知られています。

ゲゲゲ蔵
▲那賀川沿いの立派な蔵付きの家。
対岸から見るとなまこ壁が長くつながる姿が美しい。
この家の前の道は先日のNHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の1シーンに登場していました。
実は松崎に行った翌日に東伊豆の北川温泉の宿でテレビを朝の見ていて、昨日見た風景が自分の撮影した写真とほぼ同じ角度で登場してとても驚きました(笑)

なまこ壁ゴミ箱
▲なんとゴミ箱までなまこ壁!



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2010年04月18日

御宿しんしまに保存されている「長八の蔵」 西伊豆・松崎町


しんしま 蔵

伊豆で1泊目にお世話になった御宿しんしま。

この宿には明治13年、名工「入江長八」が手がけた漆喰こて絵が残るお蔵座敷が保存されています。
もともと敷地内に建っていた蔵を移築し、旅館ロビー部分に組み込み保存されています。
2階の蔵座敷に上がると長八の作品が建物に付いたままの状態で見学できます。

ここは宿泊者のみが見学できるので、それもあってこちらにお世話になりました。

ロビー脇の急な階段を上って2階の蔵座敷へ入ります。

中は昔のままの空間が見事に保存されています。

蔵座敷3


蔵座敷1


蔵座敷2

昔、松崎は掛川藩の飛び地であったので、ふすまは掛川葛布が使われています。

ランプ掛け虎鏝絵
▲天井にある八角形のランプ掛けには長八の白虎の鏝絵が残されています。

放牧図鏝絵
▲床の間のある部屋の地袋付きの脇床には放牧図の鏝絵があります。
暗いし繊細な鏝絵なので写真では普通の絵のように見えますが、見事な鏝絵となっています。

龍鏝絵
▲階段上に額?に盛られた龍の鏝絵が飾られています。
彩色の美しい鏝絵は雲中より炎を吹きながら現れる龍の構図となっています。

なかなか見る事が出来ない使用されていた当時のままの蔵座敷を見学できるのが素晴らしいです。


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