秩父散歩
2010年12月10日
焼きそば・井上 埼玉県秩父市熊木町
秩父のお祭り見物も終わって、さて帰ろうかという時に偶然見つけたお店。
暖簾に大きく「焼きそば」と書かれ、横に井上と入っています。
なんともレトロな食堂という感じのこのお店は、西武秩父駅近くの国道140号線沿い。
秩父地方庁舎入口交叉点の信号の真下にあります。
その佇まいにどうしても入りたくなってしまいました。
こんなお店はきっと美味いに違いない、と(^_^;)
こんな立地なので西武秩父駅のコインパーキングに車を入れて同行する友人と訪問することにしました。
店内に入ると古い食堂といった感じの店内に、これまたレトロな鉄板台が2卓。
お店のおばちゃんが「どうぞどうぞ」ときさくにむかえてくれました。
壁に貼ってあるお品書きはお好み焼きと焼きそばのみ。
それぞれ玉子入りと肉入りがあります。
それにしてもお好み焼きは150円から、焼きそばも280円からと安い。
肉入り焼きそば300円とお好み焼き玉子入り150円をたのみます。
おばちゃんはおもむろに鉄板台のガスコンロにマッチで火をつけてから厨房に。
そこでザクザクとキャベツを切っています。
やがて出てきて焼きそばを焼き始めます。
300円なのでそれなりかと思っていたら作っているのを見たら、材料が2人前にしては多い量。
途中で我々が座っている方の鉄板にもお好み焼きを造り始めます。
やがて焼きそば完成。
紅ショウガを添えて持ってきてくれます。
さっそくいただきます。
結構やさしい味付けで美味しいです〜いくらでも食べられそう。
具はキャベツ、豚肉と桜えび。
結構ボリュームがあります。
家で母がお休みの日のお昼に作ってくれたような焼きそばです。
お好み焼きも出来たのでいただきます。
こちらは懐かしいシンプルなお好み焼きです。
昔、下谷の駄菓子屋さんの奥の鉄板で焼いて食べたお好み焼きを思い出しました。
おばちゃんに昔のこの辺の街の様子や「お祭りは昔はもっとすごかったのよ」なんて話を聞きながら、どちらも美味しくいただきました。
実は私はこんな渋い店が大好きなのですが、初めて入る時にはコワい店主がいるんじゃないか〜などと結構緊張したりしてしまいます(笑)
なのできさくなおばちゃんがやってる焼きそば屋さんでホッといたしました(^_^;)
だからという訳でもないんですが〜お店の雰囲気、値段、お味とも私的にはオススメのお店です。
お休みは聞き忘れちゃいましたが営業は19時頃までやっているかなって事でした。
やきそば 井上
埼玉県秩父市熊木町12-23
2010年12月09日
秩父 祭りの後 平成22年12月4日
2010年12月08日
秩父夜祭2日目夜 クライマックス夜祭り 平成22年12月3日
いよいよ秩父夜祭のクライマックス!
秩父神社に各町屋台、笠鉾があつまって、そこから秩父市役所の前にあるお旅所まで出発します。
まずは秩父神社から神輿がお旅所へ出発。
その後を追うようにして各屋台が出発します。
神社から出た屋台は本町交差点を左へ曲がって県道を進み、秩父地方庁舎の交叉点でさらに左へ。
このあたりから夜祭りの花火大会が始まります。
次々と大きな尺玉が打ち上げられ、派手な連続打ち上げがスゴいスターマインも何回も打ち上げられます。
この頃、屋台は13番札所の慈眼寺の角を左折、さらに右折して秩父鉄道御花畑駅の前の狭い道を行きます。
秩父鉄道はこの頃になると架線を切って屋台を通します。
屋台は踏切を越えると最大の見せ場である「だんご坂」を登ってお旅所前広場に入って行きます。
屋台が坂を上って会場に入るタイミングで花火が派手になります。
やがて各町屋台、笠鉾がお旅所前広場に勢揃いします。
お旅所には妙見様が奉られています。
勢揃いした屋台はその場で踊りなどが披露されています。
屋台のたくさんの提灯にはろうそくが灯されていて、それが揺らめく光の中での光景はなんとも美しく幻想的です。
▼宮地屋台。
午前零時頃になると各屋台、笠鉾はお旅所前から再びだんご坂を下って各町内に帰って行きます。
▼下郷笠鉾の帰り。
この坂下りがまた結構見ものです。
なにしろ重い(25トンくらいあるらしい)笠鉾が坂を下るのですから結構な迫力です。
この時に後綱が渡されて後ろからも曳かれるのですが、この時に一般の人も「お手伝い」が出来るようになっています。
私も2台ほどお手伝いしましたが、坂の急な位置ではかなり腰を低く落として重さを受けとめながらゆっくりと下ります。
これが結構キツイ!
しかし祭りで笠鉾を実際に体験するという素晴らしい経験が出来ました。
坂を下った屋台・笠鉾はそれぞれの町内まで曳かれて行きます。
到着するのは午前3時〜4時頃なのだということでした。
いやぁ〜秩父夜祭、素晴らしかったです。
2010年12月07日
秩父夜祭2日目昼 平成22年12月3日
いよいよ祭り本番の3日。
昼間から各町の屋台、笠鉾が奉曳きされています。
やって来たのは本町屋台。
途中で止まって屋台の上で舞踊長唄が披露されます。
踊っているのはこんな姫たちです。
晴れ舞台に少し緊張気味?
秩父神社の入口近く、本町の交叉点で方向転換をする中近笠鉾。
テコを利用して人力で持ち上げて傾け、車体の下に道具を入れて廻します。
大きいのでかなりの迫力があります。
上町付近の道路上では道幅いっぱいに上町屋台が舞台を広げて歌舞伎を披露しています。
吉例曽我対面・工藤館之場。
演ずるのは秩父市立花の木小学校歌舞伎クラブ。
屋台はこんな感じで左右に舞台を展開して芝居を演じられるようになっています。
▲曽我兄弟
▼動画はこちら。
ぶらぶらしているうちにやがて夕暮れ。
もうすぐ夜祭り本番、提灯に灯が入ります。
2010年12月06日
秩父夜祭1日目 平成22年12月2日
速報にて書きましたが「秩父夜祭」に行って来ました。
秩父夜祭は飛騨の高山祭、京都の祇園祭とともに三大曳山祭に数えられる秩父神社のお祭りです。
街中を中近、下郷、宮地、上町、中町、本町の6屋台、笠鉾が勇壮なお囃子とともに曳きまわされるお祭りです。
テンポの速い太鼓が特徴のお囃子で豪華絢爛、極彩色の彫刻や幕に飾られた屋台が特徴的。
先日の川越祭りの山車よりもかなり大きな屋台、笠鉾が曳かれて行きます。
2日はお昼過ぎに秩父に到着、お世話になる知人宅に荷物を置いて、まずは秩父神社にお参りに行きます。
ちょうど中町の屋台が中門の階段前に着けて宮参り、所作奉納をおこなっていました。
参拝の後は屋台を少し下げて舞踊と長唄の奉納をします。
舞踊は小学生〜中学生の女の子が舞っているそうです。
屋台は神社を出ると道路を屋台曳きまわしをします。
この日はあまり人も出ていないし出店もまだ出ていないので比較的のんびりとした感じです。
ゆっくり街中を歩きながらお祭りが始まっていく感じが楽しめます。
夜は車庫前にて屋台が飾り置きされています。
夜はこの日も花火があります。
花火は3日が本番なのですが、2日もスターマインも打ち上げられてなかなか楽しめました。
知人宅は前が開けていて、向かい側が花火を打ち上げている羊山公園なのでか花火がなりよく見えました。
翌日が楽しみです。
2010年11月17日
クラブ湯と番場町の街並み 埼玉県秩父市東町・番場町
秩父の銭湯「クラブ湯」に入って来ました。
同湯は秩父市の古い街並みの路地裏にある小さな昔ながらの銭湯です。
このところ寄居でキャンプした後は秩父の2軒ある銭湯のどちらかに入ってさっぱりとして帰るのが習慣になってしまいましたが、2軒を交互に入って行くと秋はクラブ湯、春は寶湯というふうに最近はなっています。
裏通りに面して男女入口が別々にあるクラブ湯。
左手の男湯側の引き戸を開けて入ります。
中に入って靴を脱いで上がると〜脱衣場は使用中の脱衣カゴでいっぱい。
いつもはわりに空いているのですが今日は結構混んでいるようです。
奥にカゴをうまく置いて支度をしたらさっそく浴室へ。
両壁側と島カラン1基の洗い場は3.3.3.3配列ですが8個は使用中。
シャワーを使いたいのでどうしようかと迷っていると「ココ空くよ」と地元のおじさんが教えてくれました。
キャンプ帰りなんで〜いつもよりよく身体を洗ってから浴槽へ。
奥壁のペンキ絵を眺めながらあたたかい湯に浸かります〜気持ちイイ。
洗い場では地元の若者と初老の客が近くなった秩父夜祭りの話をしていました。
それを聞きながら充分にあたたまって湯から上がります。
キャンプで炭を使うせいか、キャンプの後は全身がなんとなく煙くさいのですが、それがしなくなってとっても爽快です。
帰りは暗くなった秩父の古い街並みをゆっくりと散歩しながら車を停めた道の駅に向かいます。
夜の古い街並みも情緒があって良いものです。
2010年11月16日
秩父そばの会でしゃくしな蕎麦 道の駅ちちぶ
寄居でキャンプの帰り道、これも毎回恒例になった道の駅ちちぶにある「秩父そばの会」の立ち食い蕎麦屋で蕎麦を食べて来ました。
いつもはくるみ蕎麦にするのですが、今回は温かいのが食べたくなり「しゃくしな蕎麦」大盛りにしてみました。
しゃくしな蕎麦は秩父名産のしゃしくなを醤油味で甘辛く味付けしたものが入っていてとても食感がよい蕎麦です。
キャンプでは肉食系になっておりましたので、温かい醤油味の汁と蕎麦が疲れた胃にもやさしい感じです(^_^;)
大盛りにしたのですが食感の良いので文字通りするするっと入ってしまいました。
秩父そばの会というくらいですから蕎麦がメインなのでしょうが、各メニューにはうどんもありました。
実は私は今までうどんの存在に気づいていなかったのですが、同行者が天ぷらうどんをたのんだので初めてうどんが有るのに気づきました(^_^;)
うどんも手打ち風の麺が使われていてとても美味しかったということでした。
しゃくしなにはうどんも合いそうなので、今度は試してみたいと思っています。
この後は道の駅に車を停めたままぶらぶらと市内まで歩いて銭湯へ向かいました。
▼途中の秩父神社。
2010年05月19日
秩父のレトロ銭湯・寶湯
道の駅ちちぶに車を止めてぶらぶら散歩しながら銭湯へ。
途中で秩父神社に寄ったりしながら歩きます。
このあたりは路地裏にも古くて立派な家が多いです。
国道299号から1本裏手の路地に「寶湯」があります。
ファッサードに木造の古い建物で屋号は旧字体で右から「湯らかた」とあります。
交差点に面した角にやはり旧字体の屋号入りの行灯看板が灯っています。
男女入り口は別々の造り、真ん中に玉川の湯という暖簾がかかります。
入口を入ると土間の下足スペースがあり、男女とも番台にのみ仕切られた構造になってて、番台のところから男女境壁になります。
下足スペースと脱衣場は特に仕切りが無く入口右手の下足箱が設置されています。
番台のご主人に料金を支払す中へ。
天井は地方銭湯サイズ、フロアにはマッサージ機、体重計などがあります。
浴室の天井は木の組み合わせでやや四角がかった円錐形になっていて、中心に湯気抜きのある「唐傘天井」と呼ばれるものになっています。
奥壁には富士山のペンキ絵、エバラ尚栄堂・平成14年6月とあります。
その下には深浅2槽の浴槽、湯温は40℃くらい、少し金気のある感じの湯です。
カランは男女境壁側と鏡も無いプレーンなタイプの島カラン1基、外壁側にはカランは無く桶が積まれています。
男女境壁側カランは3基、なぜかシャワーが4基付いています。
男女境壁は特徴的で上部がすりガラスのはまった壁になっています。
入ったときは1名だった相客も上がってしまい同行の友人と2名のみ。
いやぁ〜しかし野外活動をすると人間も汚れますね〜(^ ^;
よっく洗ってからいよいよ浴槽につかります。
ゆっくりと湯に入ってキャンプの疲れを癒します。
昭和11年創業のレトロ銭湯をのんびり楽しみました。
帰りは再び道の駅まで歩きます。
少し遠回りをして暗くなった番場町あたりの街並みを散歩します。
日曜日の7時頃、すでにあまり人通りはなくて静かな街並みでした。