那須高原と北関東散歩
2009年08月20日
那須・和楽日から陶芸作品が送られてきました。
7月中旬に那須に行った時に宿泊したホテルエピナール那須の体験工房・和楽日(わらび)で陶芸・ろくろコースの体験教室に参加しましたが、その時の作品が焼きあがって送られて来ました。
なんか〜自分で作ったものなので感激もひとしおです。
丁寧な陶器の取り扱いに関しても手引もはいっています。
陶器って最初はたっぷりめの水を張った鍋に入れて30分くらい煮るんですね。
知らなかった。
この体験工房「和楽日」は広い芝生の向こう側、森に囲まれた気持ちの良いところにあります。
▼入口はこんな感じ。
陶器って焼きあがると小さくなるんですね。
私の作ったのはビアマグ(の予定だった)ですが、焼成前はでかすぎると思っていました。
焼きあがって来たものを見ると、かえって小さいくらいかも(^_^;)
▼焼成前
▼焼成後
対比するものが無いのでよくわからないか(^_^;)
さて、これでビールを飲むのが楽しみです。
2009年07月22日
栃木県那須町・鹿の湯
那須の温泉共同浴場「鹿の湯」に入って来ました。
同湯は東北道那須インターから那須街道を山側に那須高原を登ると湯本の温泉街があります。
この地域に入ると硫黄の匂いがして温泉に来た気分が増します。
さらにそこを過ぎて右カーブの橋の袂、左手には金毛九尾の狐の伝説で名高い「殺生石」があります。
川にかかる橋を越えた右手に「鹿の湯」の看板があり、そこを右に入って下ると左手に駐車場があり、右手の橋のところに同湯の入口があります。
同湯は昔ながらの古い湯治場の温浴施設です。
どのくらい古いかというと、言い伝えでは7世紀前半(約1300年前)に開湯されたといわれています。
傷ついた鹿が傷をいやすために温泉に入っているのを云々という、よく有りがちなお話になっています。
公式には聖武天皇の時代、天平10年(738年)の正倉院文書のなかに那須温泉の記録が残されているそうです。
さすがにそこまで古くはありませんが、それでもいかにも湯治場という木造の施設は貫録があります。
入口を入ると受付があり、こちらで料金を支払って、川を跨ぐ木造の通路を通って温泉棟へ。
川を見ると湯の花がたくさん付着して白い川になっていました。
川を渡り温泉棟に突き当たると右手が混浴(男湯)、左手は女湯になっています。
右手を行くと奥に脱衣場があり、棚に脱衣かごが並んでいます。
支度をして少し下がった浴室へ。
手前に源泉槽と高い位置から落とされた湯が2か所。
ここで桶で湯をかぶってから入ります。
因みにここにある源泉槽は熱いので注意が必要です。
入口に書かれた入浴の作法では、はじめに柄杓で100〜300回湯をかぶってから入浴する(こうすると入浴後のめまいなどが防げるそうです)そうですが、柄杓も持っていなかったので桶で何回か湯をかぶって入ります。
ちなみにここは湯治場、湯につかって体を癒すのが目的の場所ですので石鹸やシャンプーの使用は禁止されています。
ここは木造の古い湯治場の造りで、細長い建物に湯の浴槽が2列3段、合計6か所並んでいます。
湯は左手前から41.42.43.44.46.48度の湯温に調整されていて、好きな湯温のところに入ります。
入り方も2〜3分程度、浴槽に胸のあたりまで身体を沈めます。
その後にお湯から上がって少し休み、次からは全身浴で2〜3分程度つかってまた休むを繰り返します。
一日に4回を限度とすると書かれています。
浴槽は木製の4人程度が入れる大きさの物。
湯が強いからなのでしょうか、コンクリートや金属は使われていません。
浴槽につかると、かなり強い浴感があり、2〜3分で出て浴槽の脇に座って休みます。
しばらくすると涼しさを感じて来て、もう一回というふうに入りました。
最初は42度、次に44度、その次は46度と入ります。
48度は一度腰まで入りましたが〜とても無理でした(^_^;)
夕方の終了間近の入浴で相客は4人ほどとすいていました。
他の方は砂時計で時間を計ったりして湯治をされておりました。
限度の4回を入り、脱衣場に上がりましたがなかなか汗が引かずに温浴効果が長引いています。
なかなか服が着れませんでした。
表に出ても暑いのがおさまらずに、近くの殺生石を散策しましたが、ここには「硫化水素、亜硫酸ガス注意」と書かれています。
木の手すりは黒く変色していて、お供えの10円玉は真っ黒くボロボロに変化しています。
鹿の湯はまさにこのすぐ下流ですから、やはりかなり強烈な温泉ということですね。
▼奥の殺生石
2009年07月20日
那須高原をいろいろ楽しむ・遊ぶ・それに学ぶ〜2日目。
さて、那須2日目。
廻りに高い建物が無いのをいいことにカーテンを開けたまま寝てしまい、明るくなるとともに起きました。
空調の温度設定が適正で気持ちよく睡眠をとることが出来たので目覚めも最高でした。
まずは朝食バイキングです。
これも結構楽しみでした。
ホテルでは朝食がバイキング形式ってよくありますが、ホテルエピナール那須の朝食バイキングはホントに美味しいです。
やはり地元産野菜をたくさん使ったメニューで味付けもやさしくてイイ。
おかげでついつい食べ過ぎてしまいました。
ひとりでこんなに食べるの?というくらい持ってきたのですが写真を撮るのも忘れてペロッとたいらげてしまいました〜ごちそうさま。
隣の席のおばあちゃん、私がいろいろ持ってくるのが面白いらしく、私が動くたびにジッと見られてしまいました(笑)
部屋に戻って晴れた那須高原の景色を楽しみつつ支度をして〜10時少し前にチェックアウト。
今日は「那須のお花畑と牧場散策ツアー」に参加です。
ホテル玄関からバスに乗って、まずはアルパカ牧場へ向かいます。
途中で案内のスタッフが那須を楽しく案内してくれます。
程なくしてアルパカ牧場に到着。
入口でパスとエサを受け取ってゲート内へ。
すごく良い天気の日で暑いですが、さすがは高原、風は冷たくて気持ちいい。
まずはアルパカではなくてダチョウがお出迎え。
こんなに近くで見たことはないダチョウ、デカイ(^_^;)
そのたくましい足や動作を見てると〜やはり私にはこいつらは恐竜の子孫では?と思えてくるっすね。
さて、開けた所に出ると大きな柵のエリアがあり、那須の山々を背景にアルパカがたくさんいます。
今の時期は毛刈りを終わっている季節なのでテレビで見るのと違ってスリムというか、すこし貧相な感じに見えてしまいます。
このアルパカ、警戒心が強くって嫌いな物や人が近づいて来るとクッサ〜い唾を吐きかけてくるので要注意なのだそうです。
ここのアルパカも人間に馴れるのに7年かかったそうです。
しかし、我々の持っている餌に惹かれて柵に近づいてくるのも数匹。
餌をやってみます。
前歯が無いので、唇でスルッと上手に餌を食べます。
もっとくれ、という感じで何匹かは近くにやって来ます。
しかしこれだけいると性格も様々、決して近づいて来ないものや警戒して唾を用意しているもの、まったく気にせず寝ているのもなどいろいろです。
しかしアルパカって寝る時はスゴイ、バタっと倒れて死んだように動かずに炎天下で寝ています(^_^;)
園内には他にもポニー?小さな馬がたくさんいます。
那須の山々を背景にして、この辺ではもうたくさんの赤とんぼが飛んでいます。
指を出すととまります。
最後にアルパカの餌やりを見てからバスに戻って、次の目的地の那須フラワーワールドへ。
ここも眺めが素晴らしい。
手前にはバラやマリーゴールド。キンギョソウ、奥にはヘメロカリスが見事に広がっています。
天気もよくて素晴らしい景色です。
バスで2か所を廻るネイチャーツアーにも大満足してホテルに戻って来ました。
この後はメインタワー13階のフランス料理レストラン「ラ・ヴェルデュール」でランチをいただいてから帰ります。
那須野菜、カリフラワーを使ったムースとポークのフレンチパテ(写真忘れちゃいました)・那須高原野菜と海の幸のコラボ・天使海老と帆立貝のポワレ ・冷たいプティポタージュ・ 那須郡司豚の低温ロースト 夏野菜の網焼き・デザートは天然水のゼリー 。
最後にブルーベリーのハーブティー とお菓子。
肉類、海産物もですが、今回も野菜が美味しかったです。
因みに晩御飯の和食処で聞いた地元産の美人ネギ、帰りに近くのスーパーで買って帰りました。
普通のネギの3倍でしたがとにかく美味しい。
ということで、今回はホテルにお任せですっかり楽しんでしまいました。
今回感じたのは、ホテルスタッフやネイチャーツアーの案内の方々などもマニュアル化されたものではない「自分の声」で案内されている、人間味のある暖かい対応が感じられたのが素晴らしいと思いました。
因みに私は行く前にホテルのスタッフブログを見てから行ったので楽しみも倍加した気がします。
ところで食いしん坊の私のお勧めは「ジョニーのおいしいレストラン」、ここを見ていくと食事するのがさらに楽しくなりますよ。
2009年07月18日
那須高原をいろいろ楽しむ・遊ぶ・それに学ぶ。
今回は栃木県・那須高原に行ってまいりました。
那須へは20年前に訪れて以来で、もう一度行ってみたいところだったのですが、神奈川からだとなかなか遠い気がして行けませんでした。
今回「ホテルエピナール那須」のブロガー限定体験宿泊に応募してみたところ、見事に選ばれてしまいました〜ビックリ!
事前にホテルの担当者の方にていねいにメールで説明を受けまして、いろいろ体験させていただけるということで、今回は予定もすべてホテルまかせで楽しんでしまおうとお願いしてしまいました。
梅雨の時期ですし、当日は天気を心配していたのですが〜なんと当日に梅雨明けして大ラッキーです。
車ですごく早朝に出て栃木県へ。
東北道の途中の上河内SAでは早朝から宇都宮餃子の朝食と〜濃い展開です(笑)
その後は那須より手前の矢板で降りて少し遠回り。
大田原あたりの遺跡や古い街を見ながらしばらく走って、コンビニの看板などが全てロービジの茶色系になっている地域に入って那須へ来たのを実感です(笑)
道もわかりやすくて予定通りに定刻に到着です。
しかし〜敷地が広い。
駐車場に車を止めてエントランスからフロントへ。
担当の方にティーラウンジで予定を説明していただいてからお部屋に案内していただきました。
なんと部屋はコーナースイート、13階の広い北東向き角の部屋です。
普段の私にはまったく縁がないようなお部屋です。
そしてテーブルの上にはカードが添えられたウェルカムスイーツが!
さっそく「いただきまぁぁぁぁす」美味しい!(笑)
広いツインの洋室の左手に廻り込むように和室があり、こちらの窓からの景色はさらに見事でした。
眼下には木々の緑の絨毯が広がり、その向こうには茶臼岳などの那須の山々が望めます。
少し梅雨明けの湿度の多い気候にて山がはっきり見えないのは残念ですが、それでも見事な景色です。
この上に上がるとスカイウォークがあり、外から景色が見られるということで早速行ってみました。
1階上がって更に上に出るとオープンエアで景色が眺められます。
聞こえるのは鳥のさえずりと風の音だけ。
そんなこんなでしばらく景色に見入ったりして寛いでいると、最初のカルチャースクール「陶芸体験」の時間です。
ホテルのエントランスを出て、広い芝地を抜けると森の中に体験工房「和楽日」があります。
以前から陶芸のろくろには興味があったので、ぜひやってみたかったのです。
工房の先生にていねいに指導を受けてさっそく作業です。
粘土は1kg、大きいのをひとつ造ってもいいし、半分の500kgで2個造ってもいいということで、自分の好みと趣味でビアマグにチャレンジです。
長くなるので省略しますが〜いやぁムズカシイ。
薄く作るのも難しいけれど、背の高いものも、自分の手指が届かなくなってきて難しい。
テレビ等でみていて感じていたよりもはるかにムズカシイっす。
しかし、なんというか、造っている時の緊張感、コレがイイ。
それに先生が適時指導していただけるので安心です。
陶芸〜やってみたい人は、はじめだけでもこういった教室で習った方がイイっすね。
先生もやさしいし(笑)
適度に直してくれるし〜ずいぶん直してもらっちやいました。
で、出来たのがあじのある2個のビアマグ(笑)
後ほど焼いて完成した物を送っていただけるそうです〜楽しみ。
こんな機械で造ります。
あっという間に時間が経ってしまいます。
いやぁ〜楽しかった、またやりたいです。
部屋に帰って来て、しばらくは〜また景色を眺めながらボケっと休憩。
その後は夜のネイチャーツアーに参加するために少し早目の夕食をいただきます。
ホテルエピナール那須は種類の豊富なディナービュッフェが有名ですが、今回は館内の日本料理「那珂川」で和食懐石をいただきます。
*写真はクリックすると拡大されます。大きくしてご覧ください。
左上から【先付】
那須高原野菜の琥珀ゼリー掛け 梅肉
【前菜】
鯵南蛮焼き 苦瓜紫蘇和え 御養卵白玉子豆腐黄身酢掛け 枝豆 新丸十檸檬煮 もろ胡瓜
【お椀】
南瓜の摺り流し 才巻海老 冬瓜 陸蓮根 口、黒胡椒
【お造り】
お造り 夏野菜を添えて
【焼物】
那珂川産鮎の炭火焼き 蓼酢 ズッキーニ酢漬け 酢橘
【冷やし鉢】
三元豚の冷しゃぶしゃぶ 高原野菜 胡麻だれ
【揚物】
茶筅茄子と太刀魚の抹茶仕立て 甘長美人 茗荷子
【食事】
ゆず麺 露
【水菓子】
季節果物のソーダ漬け
いやぁ〜おしいしかった。
こちらの食事はどこもそうなのですが、とにかく野菜が美味しい。
お造りのつまなどすべて残さずいただきました。
生産者のわかる地元産の野菜を上手に使った美味しい料理です。
事前に食べられない食材を聞いてくれます。
私はたいていの野菜は平気ですが、これなら野菜嫌いの人も試してみると良いかもしれません。
食後はすぐにネイチャーツアー「ホタル観賞」です。
バスで近くのホタルの見られるスポットまで連れて行ってくれます。
事前にスタッフの方がホタルの様子や現地の状態を下見してくれていますので安心して参加できます。
私は以前にも鎌倉などでホタルを見に行ってブログの記事にしていますが、実際見に行くのは結構大変なのです。
なのでこんなツアーだと、どなたにもホタルを見てもらえるのがいいですね。
ホタルの動画です。
あまり映っていませんが、実際はもっとたくさんの個体が光りながら飛んでいるのが見られました。
ホテルに帰って来るとフロント前で「森のハーティー・パーティー」があります。
音楽をメインにした催し物で、季節をイメージしたカクテル・ノンアルコールのお飲み物が振る舞われてのんびりと音楽が楽しめます。
当日の出演者はサックスとピアノのチコさん。
ジャズから演歌、アニソンまでをサックスで楽しませてくれます。
終了後に部屋でひと休み、その後は大浴場へ行きます。
大規模スーパー銭湯並みの温泉施設で浴室へ入ると右手がカランの並ぶ洗い場で奥はサウナ。
真ん中にはジャグジーと檜風呂の浴槽。
左手窓際には一部に寝湯などもあるメイン浴槽があります。
左手の扉を出ると、外は大きな露天風呂になっています。
オープンエアで頭が冷えるので、長い時間温泉を楽しむ事ができます。
浴槽は岩風呂で上下2段式。
ゆっくりと温泉につかって一日の疲れを癒します。
さて、翌日ですが〜長くなりました・・・・・・・・・・・・・・・・・
てぇことで続きます。