温泉共同浴場

2014年04月21日

営業時間1時間弱の高難易度浴場・伊東温泉「源氏湯」

源氏01

前回の熱海、水口第一浴場の後、伊東温泉の源氏湯に入って来た。

源氏湯は伊東温泉の観光協会で紹介されている共同浴場一覧には載っていないが一般に公開されていて、いわゆるジモ専ではない。
しかし小さな浴場は僅かな地元利用者のために運営されていて営業時間は実質1時間弱。
なかなか外来者が利用するのには難易度の高い浴場である。

過去の訪問経験からだいたい営業は6:30くらいが多いようだ。
訪問時もその少し前から前を通って偵察。
二度目に通ると灯りが点いて暖簾が出ていた。
前を撮る間もなくとりあえず中に入る。
番台の親父さん、元気そう。
近所の客と釣りの話で盛り上がっていた。
入浴料金200円(他の伊東の共同浴場より安い)を支払い早速入浴。

源氏04

ここの湯は湯温は熱くないがよく温まり、後で効いてくる。
番台の親父さんの話だと、ここは海側の温泉でいわゆる塩湯。
今の伊東の旅館は山側の源泉の引き湯が多いそうだがこちらの海側の湯とは違うそう。
そういえば駅近くの旅館に泊まった時に入った湯とは浴感が違う。

源氏03

簡素な浴室で床に座り汲み湯しながら身体を洗い、湯につかる。
釣り談義に華を咲かせていた相客も入ってきて「今日は病院で血抜かれちゃってねぇ」なんて話しながら入浴。
相客も出て私も出たら女湯側も二人の客が終了、終わりましたの声を聞いて番台の親父さんがスイッチを切る、私が出ると暖簾も仕舞われ本日の営業は終わり、実質45分ぐらいか。
「おやすみなさい、また来ます」と挨拶をして表通りへ。

源来01


ここも定番になってしまったが、昔ながらの中華屋「源来軒」で湯上り後の夕食。
今日はタンメン。

源来02

野菜の甘みが活かされたなかなかの美味いヤツだ。
残念なのはアクセスが車なので湯上りビールが飲めない事だ。

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2014年04月19日

熱海の路地裏温泉 水口第一浴場

水口第一01

前に熱海の秘湯、山田湯をご紹介いたしましたが、熱海温泉には他にも市民のための小さな温泉共同浴場が何軒かあります。
そんな中の一軒、水口第一浴場に入って来ました。

水口第一浴場はスーパーのマックスバリューや郵便局のある熱海の繁華街からちょっとだけ外れた路地裏にある小さな温泉共同浴場です。

元々は地元組合員の所有浴場でしたが現在は熱海市所有になり、近くの商店で入浴券を買う事で外来者も利用する事ができます。
また、名称に第一とあるように近くにもう一軒、水口第二浴場というのが有ります。

浴場は上の写真のとおり通りから一本路地を入った所にひっそりと簡素な浴場が建っています。
入浴券は表の通りの向かいにある酒屋さんで購入します。
ここで券に名前を書いてもらって浴場へ。
入口は左手ドアが男湯。
以前は何も書かれていませんでしたが、外来者が増えたからか最近男女の表示が貼られるようになりました。
中に入るとドア脇に外来者用の入浴券を入れるポストがあり、こちらに券を入れて浴場を利用します。

水口第一04

脱衣場は壁際に木製の棚があり、こちらを利用します。

引き戸を開けると浴室。
窓側にコンクリート製の小さな浴槽があり、蛇口から温泉が注がれています。

水口第一02

二人入るといっぱいになってしまう浴槽ですから湯も新鮮。
ゆっくりと湯を満喫します。

たまたま直前まで入浴客があったので適温になっていましたが、誰も入っていなくて湯が出ているとかなり熱い場合もあるので要注意です。
出る時は私が最後であったのと、壁に「湯は節約して〜」と表示されていたので蛇口は締めて上がりました。

水口第一浴場、ここもなかなかの秘湯だなぁ。

水口第一03



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2014年04月16日

熱海の秘湯温泉・山田湯ふたたび

山田湯01

以前に訪れて訪問記も書いた熱海の路地裏秘湯「山田湯」ですが昨日(4月15日)日本テレビの「火曜サプライズ」という番組で紹介されていました。

柳沢信吾と京本正樹のコンビが色々なところを訪れる『47都道府県で飛ばすぜ!』 という企画でなかなかたどり着けない難易度の高い温泉として面白おかしく紹介されていました。
知っている人は知っているみたいな感じで番組内で一瞬だけ当ブログが映ったりしていました。

実は番組スタッフから事前に連絡をもらっていたんで見たのですけれどね(^_^;)

あの訪問から半年後に再び山田湯に訪れていたのですが、その時は相客がいなかったので中を撮らせていただいておりながら、その後にこちらでご紹介するのをサボっておりました。

せっかく中を撮っているし、いい機会なので再度の訪問記を書く事にします。

山田湯、相変わらずのアクセスのわかりづらさ(^_^;)

山田湯02

裏手に流れている川、水は少ないですが山側から結構な勢いで流れています。
川沿いの昭和の雰囲気の色濃く残る路地裏を少し上って行き、表通りから二本目の橋を渡って少し行くと黄色い消火栓の角を曲がって山田湯へ。
この辺はもう完全に人の家の敷地感抜群で、初めて行くとたしかに迷います(笑)

目印は小さな祠、お稲荷さんかなんかですね。
これがあればあとは山田さん宅の玄関先を抜けて到着です。

浴場入口はトップ写真のような感じ。
写真を見比べると以前の訪問時とほとんど変わっていません。
まるで間違い探しのようですね(笑)

さて、山田湯のおばちゃんに料金を支払いさっそく入ります。

山田湯03

小さな浴室ですが、ちゃんと富士山のタイル絵があっていい感じです。
湯は蛇口からホースを介して浴槽の底に供給されるようになっています。
そんなに大きくない浴槽ですから、自分で調整したらすぐに良い湯加減。

山田湯04

▲富士山と湖に水車小屋のタイル絵。

シンプルな浴室ですがゆったりといい湯が楽しめます。

熱海は大きい温泉街ですが、こんな秘湯もあるんです。


山田湯

静岡県熱海市和田町3-9
営業:8:00〜11:00  15:30-21:00
定休日:不定休
料金:300円


*浴場の情報については掲載時と変わっている可能性もあります。
また、浴場は近所の人の生活の場です。
決して近所の人に迷惑をかけないように利用しましょう。


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2013年12月08日

伊東温泉・幻の共同浴場『源氏湯』

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東京銭湯ナイト Vol.9のお題は幻の銭湯。
その中で町田先生が紹介しておられた静岡県伊東市の『源氏湯』。
ここを知って以来ずっと気になっていたのです。

なので前回の甲府から無理やりというような予定を立てて翌日に伊東に廻り、今回最大の目的の『源氏湯』に訪問、入浴して来ました。

伊東温泉は市内に10ヶ所の共同浴場があり、駅前の観光案内所で配られている案内図にも記載され公開されています。
その他にも温泉共同浴場があり、地元専用の浴場であったりします。

今回訪問した源氏湯も街中の地元組合員で所有運営している小さな共同浴場なのです。
こちらは観光的に積極的には公開はされていませんが営業している時に訪問すれば一般の外来者も受け入れてくれる貴重な共同浴場です。

通りから路地を入ると中ほどに住宅に混じって溶け込むように小さな共同浴場があります。
暖簾が掛かっていなければほとんどわからない佇まいは正に幻の浴場。

入口には屋号入り暖簾が二枚、ガラス戸に男、女と小さく書かれています。
左手の男湯側を開けて中に入ると外向きに番台があり湯守りの方がいらっしゃいます。
湯銭は200円、支払って脱衣場へ。

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狭い脱衣場にはブルーに塗られたロッカー、折りたたみイスが一基。

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壁には温泉成分分析表示や入浴者注意書き、男女境の上には小さな神棚が祀られています。

ドアを開けると奥に縦長の浴室。

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男女境壁側に小さな浴槽があります。
外壁側に鏡が貼られているだけでカランなどは無いシンプルな浴室。
身体を洗う場合は直にタイル床に座り浴槽から汲み湯して洗います。
最奥の男女境寄りには小さな源泉槽があり、上がりの掛け湯はこれを使います。

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浴槽はパイプを通して若干ぬるめですが良い湯が供給されており、とてもよく温まります。

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▲相客が無かったので浴槽につかりながら撮影。

ゆっくり湯につかると良く温まる良い湯です。

上がって帰り際に番台のおじさんと少しお話。
小さい浴場だが、昔は良い湯だと評判が広がり遠くからも入浴者が訪れてかなり混んだ時期もあり、狭い浴場に20人の客が一緒になった事もあったとか。

今は少ない地元の毎日来る客のためにやっているという事でした。
男湯は私で終わりだったので、女湯の客が「女湯終わりました」と声をかけると番台で湯の供給を止めて暖簾をしまい営業が終わります。

「良い湯でした、また来ます」と言うと、いつまでやるかわからないから早く来てねと言われてしまった。

源泉湯は月曜と金曜日休み、営業時間は一応18:30〜20:00ですが、近所の定期利用者に合わせていますので、上がってしまえば終わりです。
実際の営業時間はほぼ40分間程度のようでした。
なので今回入れたのは非常にラッキーでした。

上がりは近くの昔ながらの中華屋さんでタンメン餃子にビール。
こちらもいい店でした。


追記:翌日の帰り際にもまた入ってしまいました。
やはり良い湯です。

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2013年08月30日

文化財の公衆浴場に入る。道後温泉本館

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LCCのキャンペーンで格安航空券が手配できたので、愛媛県松山市の道後温泉に入って来ました。

道後温泉本館。
やはり銭湯・公衆浴場好きとしては一度は入っておきたい文化財の浴場でしょう。

同浴場のシステムは独特で一階浴室の神の湯、ここに入るだけと二階休憩座敷席付きと霊の湯に二階休憩座敷席付きと三階休憩個室付きの四種のコースがあります。

写真は広い二階休憩座敷。
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入浴後にここで休憩、お茶と煎餅が出ます。
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暑い夏の日、入口には氷柱が置かれていました。
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三階には坊っちゃんの間というのがあり、見学できます。
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道後温泉本館裏手の外観。

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夜はまた趣のあるよい景色です。

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2011年11月13日

熱海温泉の秘湯!? 山田湯


山田湯

さて、熱海温泉で次に向かったのが「山田湯」

ここはある意味熱海一の秘湯であろう。

まず場所が非常にわかりづらい。

看板も無い路地裏を入って行くのであるが、わかりづらいと聞いて知っていてもわからなかった(^_^;)
しかもiPhoneでGPS使用してである。
これは難易度が高い(笑)
まぁ地元の人が利用する温泉共同浴場だから看板は特に必要ないのであろう。

アクセスは二通りの路地から可能であるが、一方はこんな。

山田湯入口

ここの奥に山田湯はあった。

この山田湯であるが、ここは個人経営の温泉共同浴場、まさしく山田さんの所有する温泉共同浴場だから山田湯なのであります。

熱海の温泉共同浴場は一部を除いては、はっきりいってあまり外来者はウエルカムではない。
しかしここ山田湯はとっても愛想の良い親切なおばちゃんが受付してくれてとっても利用しやすい。
また、午前、午後と昼休みを挟んで両方とも営業しているので私のような旅行者でも利用しやすいのであります。

左手の男湯のドアを入るとどこの共同浴場でもあるような簡素な脱衣場。
そしてサッシ戸の奥は浴室になっています。

浴槽は男女境壁側にあり、壁には富士山のモザイクタイル絵があります。

山田浴室

※相客が1名いたので撮れる範囲ですがこんな感じ。


湯は必要に応じて蛇口からホースで浴槽底に供給できるようになっていて使いやすい。
外壁側は洗い場になっていてカラン列があります。
なかなか浴感の良い湯で、明るい浴室でゆったりと楽しむ事ができました。

山田湯、かなりオススメです。
秘湯なので場所は苦労してたどり着いて見てください(笑)
それだけの価値がありますよ。

▼裏手には川が流れていました。
山田湯裏手の川


山田湯
泉質/カルシウム・ナトリウム−塩化物・硫酸塩泉
住所/熱海市和田町3-9
料金/大人300円、中人150円、小人50円
時間/8:00〜11:00、15:30〜21:00、不定休


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2011年11月12日

熱海・福島屋旅館 立ち寄り湯


福島屋1

伊東の帰りには熱海にも寄って、こちらでは何軒か温泉につかってきました。

今回は伊東からだったので、熱海のひとつ手前の来宮駅で下車、駅前からずっと坂を下って温泉街を目指します。

まずは「福島屋」で立ち寄り湯です。

ここは以前にも訪れたことがあるのですがその時は利用時間ギリギリで入れてもらいました。
今回は明るいうちに訪問です。

福島屋さんでは昔ながらの和風旅館の内湯が利用できるようになっています。
利用時間も他の温泉共同浴場より長めなので比較的利用しやすいところです。

玄関を入るとなかなかレトロな空間が広がっています。
上がって帳場で料金を支払います。

福島屋3

奥に入るとすぐに浴場があります。

脱衣場もなかなかレトロ。
電灯がひとつだけ下がる少し薄暗い空間がなんともいえません。

福島屋4


福島屋5

浴室はこんな感じになっています。
湯気抜きの構造など、昔の温泉宿の浴場そのままの造りです。

福島屋2

浴槽の底の方に源泉が供給されています。
塩化物泉なのでよくあたたまります。

利用時はたまたま他に相客がおらずにゆっくりとこのレトロな空間の温泉を楽しむ事が出来ました。



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2011年05月14日

朝から外湯巡り。


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朝5時から外湯巡り。
まずは昨晩も入った白旗の湯。

今朝はなかなか熱くてバッチリ目が覚めました。

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湯滝。
いつも観光客で賑わっているこの場所もまだ誰もいません。


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朝日のあたる旅館街。


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少し歩いて朝ごはんの前のシメは煮川の湯。
熱くて気持ちいい。
まさに朝飯前でした。


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2011年05月13日

草津は桜の季節だった。

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草津へ共同湯を楽しみに来た。

標高の高い当地は今が花の季節。
桜もチューリップも石楠花も一緒に開花していました。

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今日の終い湯は白旗の湯。
たまたまなのか今夜はいつもより湯温がぬるめでした。


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2011年01月31日

温泉浴場 宮の湯 長野県諏訪市・上諏訪温泉


宮乃湯外
諏訪を訪れて最後につかったのは「宮の湯」

同湯は諏訪大社上社近く、諏訪湖西岸への道から1本路地に入った所にある小さな民営の温泉浴場です。

元は旅館業も営んでいたのかもしれません。
そんな建物の左手に入口があります。

左右に別れてそっけないアルミ製引き戸で左手が男湯。

中に入ると右手に番台がある銭湯風の温泉浴場です。
呼び鈴を押すと女将さんがやって来るので料金を支払います。

脱衣場、奥の浴場ともこじんまりとした感じの温浴施設。
脱衣棚のみの簡素な造りですがきれいにされています。
男女の脱衣場境壁上には古い温泉成分分析表が掲げられています。

サッシ戸を開けて浴室へ。
奥に浴槽、左右壁にカラン列があります。

宮乃湯浴室

奥の浴槽には上諏訪源泉の湯が満たされています。
入るとちょっとだけ熱めでなかなか心地いい。

手前脱衣場寄りの男女境壁側にも小さな浴槽?が切ってあって、そこにはここ宮の湯源泉が注がれています。
温度は28度くらいなのでかなりぬるいですが、なかなか良さそうではあります。
夏ならかぶり湯をしたいところですね。


さて、上がるともう真っ暗な時間帯、晩ごはんは近くのおぎのやドライブインで峠の釜めしを購入して食べました。

峠の釜めし

貧乏性な私、この釜は車の時はいつも持って帰ってくるのです。
これでキャンピングストーブとかでご飯を炊くと美味しいんですよね。


宮の湯
ナトリウム-塩化物泉 ルカリ性低張性高温泉
源泉 上諏訪1号2号3号混合泉 泉温 61.5℃
360円 14:00〜21:00

宮の湯源泉
単純温泉 緩和性低張性温泉
28℃


※温泉共同浴場は地元の方々所有の温浴施設です。
マナーを守り「利用させていただいている」という事を忘れないで入りましょう。

みちくさバナー



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